子育てしていると、必ず直面するのが子ども同士のケンカ。つい「ごめんなさいは?」と、急いで終わらせてしまうこと、ありませんか? 仕事に家事、そして子育て、、、、忙しい毎日に疲れて、「早く解決したい」と思う保護者の気持ち、よくわかります!
でももし、「今日はちょっと余裕があるかも」「最近大人がケンカ止めすぎてるかも」と思ったら、ぜひ一度、子どもたちのケンカを見守ってみてはいかがでしょうか。
今しかできない4歳のケンカには、相手の気持ちを理解するための、大切な成長のチャンスが詰まっているのです。
エピソード
4歳のAくんとBくんが、お互いに涙を流しながら口喧嘩をしていました。私は少し離れたところからそっと見守り、すぐに声をかけず見守ることに。

少し前までは、先生が少し様子を見て仲裁に入っていましたが、今回は二人を信じて見守ることに。 信じて待つのはつらいこと。 でも、それは子どもの時だけにしかできないかけがえのない経験の一つでもあります。大人になると自分の気持ちを2人のように、涙をながしながら、思いをストレートにぶつけ合うことって、なかなかできなくなりますよね。そこで、今回は、2人の大切な経験をつみ取らないよう「二人なら乗り越えられる」と、心の中で応援しながら見守ることにしました。
2人のすごいところは、泣きながらも自分の気持ちを言葉にしたり、相手の話にも耳を傾けたりすることができていました。
時間はかかりましたが(5分ほど)最終的には二人で解決もできました。その後は、ケンカする前よりも、何かが打ち解けられたからか、より、楽しそうに遊んでいるように見えました♡
わたしの見守りポイント・・・
・今回の場合、4歳の年齢後半であること、日頃からのかかわりの中で「仲良しの二人なら解決できる」と、判断できたため、見守る対応を選びました。
・ただし、年齢や性格によっては、手がでてしまい、相手を傷つけてしまうケースもあるので、けがにつながらないよう、すぐ止められる距離で見守るようにしています。
・子どもたちが自分たちで仲直りできるよう、日頃から「お互いの話をしっかり聞く」ことを大切にし、保育者は対等な立場でサポートするように心がけています。これは、日々の積み重ねと、大人が見せる手本がとても重要だと感じています。
・最終解決策は「ごめんね」ではない。子どもの中にある。これは私自身がいつも意識していることです。
別の日のエピソード・・・Aくんが車のおもちゃを10個持っていたところに、Bくんが「かして」と言いました。Aくんは無言になり、トラブルが起きました。大人ならつい「Aくん、たくさん持っているんだから一つ貸してあげたら?」と言いたくなりますが、そのときBくんは「この道路を走らせたいんだよ!」その一言にAくん「いいね!」と返事をし、仲直り。
このように「ごめんね。」が、なくても子どもたちの中にある柔軟な発想と、お互いを認め合う力で解決できてしまうことに、改めて驚かされました。
その日のもう一つのエピソード・・・♡

どうしたの?

・・・だって
CちゃんがAくんばっかいいこいいこするんだもん(涙)


それで泣いていたのか!? 男の子の嫉妬は4歳からあるのかぁ~。かわいい~な~♡
そっかぁ~♡BくんはCちゃんのこと大好きだもんね! じゃあ、Cちゃんに「いいこいいこして」って言いに言ってみようか!

CちゃんはなんでAくんのことばっかいいこいいこするの! ぼくのこともいいこいいこしてよ!

??
いいよ!(頭をなでる)
納得したようにBくん去る。

Cちゃんありがとう。BくんはCちゃんのことが好きなんだね!

え?知ってるよ
Aくんと、Bくんと、Dくんは私のこと好きで結婚したいんだって~

そうなんだ~モテモテだね~Cちゃん

やっぱり、女の子はしっかりしている。(笑)
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